
いま、業界で一冊の本が話題になっています。
その本とは橋本卓典著捨てられる銀行」という本です。
昨年、新たに就任された森金融庁長官が目指す、金融大改革の舞台裏を描いています。
森長官が就任以来、金融庁は大きな方針転換を行い、長年の不良債権処理に区切りをつけ、
地域創生と、地方銀行の再編を推し進めるべく、大改革が行われようとしています。
具体的には、長年、銀行政策の中心となってきた「金融検査マニュアル」によるチェックを
やめ、これに変わる要素として「事業性評価」「ベンチマーク」などの指標が導入されます。
これにより、金融庁は、これから生き残る銀行として、地方経済にとって、真の意味で貢献できる
銀行のみを残し、これに対応できない銀行は、「捨てられる銀行」として、統合・合併されることに
なります。
今まで、金融検査マニュアルの下、保証協会融資に慣れきった銀行は、大きな変革を求められる
こととなるでしょう。
こういった大転換の状況を、描いた本書は、ビジネスパーソン必読の書ですので、是非一読を!
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