先日、知り合いの書道展を観に家族3人で京都の建仁寺に行ってきました。
いわゆる油絵などのカラフルな絵画展と異なり、書道展は黒一色で一見単調に思うかもしれません。
でも筆使いの強弱や色の濃淡をじっくりじっくり観ていると、筆を手に取っている人の息づかいや
墨汁のほんの小さな滴が紙に落ちる音がかすかに聴こえるようで、
あまりにじっくり観すぎた作品はあたかも自分自身がその作品を書いているかのような錯覚にさえ陥ったりするから不思議です。
白と黒というこれ以上ないシンプルさこそ、情報であふれかえっている現代社会には必要なのかもしれません。
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