13/04/17

posted by
k-kanazawa


平成25年度税制改正が先日国会で成立しました。
今回の税制改正では相続税・贈与税関係の大幅な改正が含まれておりまして、
一時期新聞でよく見かけたあの制度も今回導入されることになりました。
そう「教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置」です。
この制度はいわゆる祖父母から孫へ教育資金として一定の条件を満たした金
銭の拠出をした場合に孫1人につき1,500万円まで贈与税を課さないという
ものです。孫の教育資金は祖父母に用意してもらって、父母は浮いたお金を
別のことに使って経済を活性化して下さいねってことですね。
よく似た制度で住宅を取得するために直系尊属から資金の贈与を受けた場合
の贈与税の非課税制度ってありますけど、これに比べたら少しやり過ぎだと
思うのですが。
本来、子の養育や教育は父母が行う義務がある訳(もちろん厳密には扶養義
務は祖父母にもあるんですが)で、それを祖父母が行うことを奨励する制度
ってどうなんでしょう?
何とも不思議な制度だと思います。
(※)改正の内容の詳細は国税庁HP等で確認願います。

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