13/10/23

posted by
j-tanioka

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私の住んでいる近所にとてもいいフレンチレストランがある。
何がいいかと言えば、
雰囲気がいい。
味は抜群にいい。
そして何より、食事をしながらいいひと時を過ごして頂きたいというレストランの思いが、出される一皿一皿ごとに料理と態度で伝わってくる。

しかも、ハイクオリティーな料理からして値段設定が低い。
ワインなどガブガブ飲まないと割に合わないのではないかとこちらが心配さえしてしまう。
もちろん、原価という観点から見れば、値段設定は合うのかもしれない。
が、そこにはシェフの繊細で洗練された料理に費やした時間は入っていない。
客をもてなす気遣いは入っていない。

こんなレストランには、こちらがもっとお金を払いたくなってしまう。
大食いではあっても、酒飲みでない自分がくやしい。ワインを空けまくってもっとレストランにお金を払いたいのに、飲まない私には払える金額が限られてしまう。
こんな気持ちになるレストランは、そうそうない。

モノの価値は、書かれた値段と同じではない。
値段を越えるもの、また、値段とは別のところにその価値があるのだ。

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