13/11/18

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「サーカスでわくわくするもの」といったら、何を想像するでしょうか?

空中ブランコ、綱渡り、超人的な曲芸、動物を使った曲芸、などなど・・・。通常はそうだと思います。

先日家族三人で観に行ったボリショイサーカスは、その行く数週間前に偶然にも奥田英朗氏の『空中ブランコ』という直木賞小説を読んだこともあり、

空中ブランコに特に注目していましたが、その日一番興味を引いたのは「クラウン」(ピエロ)でした。

曲芸はできず、動物も扱えない、体型も普通(むしろ小柄)。

超人ばかりのサーカス団員の中でもおよそ異質な存在ですが、逆にそれが観る人の肩の力を抜きほっとさせてくれます。

「クラウン」無しのサーカスは、ツマの無い刺身、歩の無い将棋、4番バッターばかりの90年代後半のジャイアンツ打線のようなもので、

無ければ大味で食傷気味になるところ。

観客には小さな子供もとても多く、子供の反応もまたもう一人の「クラウン」のようで、一味違う「サーカスでわくわくするもの」を見つけた一日でした。

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