京都文化博物館で「光の賛歌 印象派展」が3月11日より開かれ、先日観てきました。
ルノワールなど超有名な絵画も多数ありましたが、印象に残ったのはモネが白内障の症状がかなり悪くなった晩年の作品「睡蓮の池と日本の橋」。白内障の影響により悪化した眼で描いているせいか緑色でぼやっと橋や池らしいものがそこにあるという感じの作品で、大きさもA3用紙ぐらいでそれほど大きな絵でもありませんでしたが、精神や肉体が極限に追いやられているときの作品というのは、絵の大きさは関係なく、モネの死ぬ間際の絵筆に対する「執念」や「生きる力」のようなものが伝わってきて、観ている方が汗をかくようなとても印象的な一枚でした。
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