14/10/21

posted by
m-ichiki

大学院講師

【カテゴリー】 自分のこと

 今年も秋になり、立命館大学大学院(経営研究科)での講義が始まりました。
税務会計ということで法人税法を中心に講義を進めるのですが、初回は税の歴史を中心とした講義になってしまいました。
古くは租庸調から始まるのですが、江戸時代の税制として年貢のほか運上金、冥加金などについて説明してきました。
興味があって過去に江戸時代の税制について調べていたのが役に立ちました。
ちなみに、江戸初期の年貢率は6公4民(最初は7公7民)とか高率の時期もあったものの、
中期以降は4公6民、低いときには3公7民という時期もあって、
農業技術(生産効率)の向上と相まって「江戸時代の農民は、全体としては裕福であった」とする資料もありました。
もちろん飢饉のときや、農業生産に適していない地域などでは貧しいところもあったとは思いますが、
現代ボク等の見る時代劇のイメージとはちょっと違った印象を持ちました。

 

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