11月3日京都市内で、知り合いの京都大佛師の展示会があり観に行ってきました。
展示会は祇園の町家の一室で催されており、会場自体は狭かったのですが、展示されている仏像彫刻は50体ほどもあり、そのひとつひとつが、びっくりするぐらい繊細で、思わずどうやって彫っているんだろうと目を凝らして二度見三度見するありさま。あまりにすごいマジックを見せられたときの感じに似ているかもしれません。
特に足のふくらはぎや前腕二頭筋などの筋肉の盛り上がり方や、血管の筋、足の指先の力が入っているさまなどは、まるでその彫刻が意思を持っているかのようでした。
大佛師の方はどちらかといえば無口な方ですが、きっとたくさんの意思を持った仏像達と色々な会話をされていることでしょう。どんな会話をしながら彫っておられるのか機会があれば聞いてみたいですね。
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