先週末、仕事の関係で、京都府にある「美山荘」に連れて行って頂きました。
京都市民にはお馴染みの、「花脊山の家」からさらに少し山入ったところにある、
「峰定寺」というお寺の宿坊を由来とする”料亭宿”です。
普通ですと ”何もありませんね” といわれてしまう田舎の山村ですが(実際は何もないことありません!!)、そんな不便な山奥で、本当に隅々まで行き届いたホスピタリティを受ることができ、料理も大変美味しくて、最高の経験をさせて頂きました。
ビジネスとして考えると大変不利な条件だと思うのですが、コンセプト(理念)とそこに携わる人の気持ちの持ち方で、ここまで人に深い感動を与えることができるのだと、大変大きな気づきを頂きました。
欧米で言うところの”オーベルジュ”業態かと思いますが、そこに古刹「峰定寺」という精神的なストーリーが交わることで、さらに日本的な奥の深いものとなっています。
物や情報が溢れる都会的な生活に慣れている人にとって、不必要な無駄を全て削ぎ、そんな空間で最高のおもてなしと、料理を味わうという経験は、本当に最高に贅沢な体験だと思いました。
ちなみに、この「峰定寺」は、修験寺として、知る人ぞ知る古刹。断崖絶壁に建つ本堂は、最古の舞台造り建築で、あの清水寺のモデルとなった建築だそうです!(写真はNGにつきネットより引用)
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